これまでの記事ではRPAの概念や導入の効果などに触れてきました。

今回は具体的な導入事例から、分野と業務別にRPAの活用方法をご紹介していきます。

 

1.経理部門

 

<売掛・入金業務>

 

■対象作業

債権情報や入金情報に従って回収予定表の作成、入金消込等。

入金承認(ここは人手を残す)を経て、

会計システムへの入金・消込仕訳入力等の処理。

 

■課題

会計システムでの入金情報の消し込み作業を1件ずつで入力で行っている。

入力ミスをなくし作業時間を短縮したい。

 

■RPAによるソリューション

インターネットバンキングからCSVファイルをダウンロードし

自社会計システムへのインポートまでを全自動化までを行う。

 

■効果

  • 作業時間が大幅に短縮された。
  • 単純な入力ミスがなくなった。
  • 担当者も単純作業以外のほかの業務に時間を費やし能力を有効活用できる。

 

その他の経理業務については、自動化の対象となった作業をご紹介します。

 

<買掛・支払業務>

 

債務情報に従って支払予定表の作成、支払消込等を自動的に処理。

支払承認(ここは人手を残す)を経て、

会計システムへの支払・消込仕訳入力やFBデータの作成等の処理を自動化。

 

<資産管理業務>

 

固定資産、リース資産情報に従って、

会計システムへの取得/除去、支払、減価償却仕訳入力や

税務署へ提出する償却資産税申告書データの作成等の処理を自動化。

 

<交通費確認業務>

 

社員から提出された交通費請求に対し、役職に準じた交通手段の確認と、

移動区間価格の妥当性をWebサイト等で確認したうえで

経理システムに連携する作業の自動化。

 

2.人事部門

 

<リスト作成業務>

 

人事システムのデータを活用したリストを作成し、

人事考課表の作成やメールによる配布、

および上長からの考課結果の回収作業(期限未回答の場合の催促を含む)や

考課結果の一覧作成等の処理を自動化。

 

<紙からの転記業務>

 

紙上の雇用保険被保険者番号や基礎年金番号のシステムへの転記作業の自動化。

 

<経営レポートの作成>

 

経営層に対して詳細な業績や損益・予測情報を提供するために、

・SFA/CRM

・ERP(販売、購買、在庫、会計)

・プロジェクト管理 など

各システムから必要な情報を収集し、経営向けレポート(月次報告書)作成等の処理を自動化。

 

まとめ

 

今回は経理部門、人事部門の具体例をご紹介しました。

これらの業務はRPAの得意分野である「入力ミス防止」や「データ処理」を活用した例となります。

結果として各部門の人員がロボットが作成したデータに基づき「判断」や「承認」といった

人間にしかできない作業に注力できる環境をRPAが作り上げていると言えるでしょう。