こんにちは。

これまではRPAの概要やその得意分野をお伝えしてきましたが、読者の皆様の中にはすでにRPAの導入をご検討の方たちもいらっしゃると思います。そこで今回は、RPA導入を成功させるうえで大切なポイントを5つご紹介します。

 

「どの業務をRPA化すべきか?」を明確にする

 

RPAの知名度が増した昨今では急遽導入の検討を始めたため、「ロボットを導入すること」そのものが目的化してしまいロボット化する業務を見極められない導入現場も見受けられます。RPAはあくまでも「業務の改善に向けた1つの手段」ということを認識することが大切です。

現状の業務フローを整理したうえで、RPA化後の業務フローを検討し、業務プロセスレベルでどの業務をRPA化することが効果的かを検討することが効果的なアプローチといえるでしょう。

 

働き方がどう変わるかを現場スタッフに共有する

 

RPAの導入にあたって社内準備を進める際には、ロボット化の対象となる業務を現在担っている現場スタッフから前向きな理解を得られるかどうかが、プロジェクトの成否を握っています。ロボットに対して現場スタッフの中に「仕事を奪われるのでは?」「余計な業務が増えるのでは?」といった不安が残っているうちは、実用的なロボットを作るのに十分な情報を得難い状況となってしまいます。

RPAによって、職場をどういう状態にしたいのかを現場スタッフにとってのメリットも織り込みながら情報共有していくことが大切です。

 

ロボットのマネジメントは社内で

 

実際の業務にRPAを定着させるためには、現場で生じる法改正や各種条件の見直しといった変化を随時反映させていくことが欠かせません。しかし、その作成や運用を外部へ完全に委ねてしまうと、毎回修正を依頼しければならない負担からアップデートが滞り、結局途中で使われなくなる傾向があります。

技術的な部分は必要に応じて外部を活用しながらも、業務におけるロボットの運用方法については社内でしっかり把握し管理していく必要があります。

 

ロボット化する作業の分析レベルを合わせる

 

どの部分をロボット化するかという検討を進める際には、前提として既存の作業工程が整理、分析されなければなりません。こうした分析で大切なのは、どこまで細かく見ていくかという作業レベルについての共通認識です。作業レベルを細かくするほど分析の精度は増しますが、それだけ手間もかかるという認識のもと導入に際して余分な作業が生じる事態を避けるためにも、分析レベルはあらかじめそろえておきましょう。

 

ロボット化で生み出された「時間」を活用する

 

これまで人間が対応していた作業の量や質がロボット導入により大幅に向上することは、先の記事「RPAができる作業とは?」でお伝えした通りです。それに加えロボットに業務を渡すことで生み出された新たな「時間」を人間側が判断業務や創造的な業務を強化していくものととらえ、実際の行動に移していくことが必要となります。

 

まとめ

 

RPAの導入に際しては、あくまでも「ロボットはひとつのツール」と意識し、業務や働き方がどのように改善されるのかを明確にすることが大切です。また、「生産性の向上」に加えて、そこから生み出される「時間」を現場に還元し「人間にしかできない作業を担っていくこと」がメリットであることを念頭にRPAの導入を進めていくことが成功の秘訣といえるでしょう。